2016年05月02日

家具製作

毎年この時期が1年で最も忙しい時期です。
4月から6月にかけては展示会やイベントが多いのと、お問い合わせやご注文もこの時期に集中するためです。
今月いっぱいは上高地の某ホテル客室に収める諸々の家具製作と、クラフトフェアまつもとで展示販売する商品の製作を同時進行で進めています。

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ホテルの客室用テーブルの部材

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クラフトフェア用の器。粗彫り後、乾燥をさせています。
これから仕上げ彫りに入ります。

今回は新作などを含め展示する商品の種類を増やしたり、購入していただいたお客様に喜んでいただくように色々と工夫する予定ですが、逆算すると当日までに間に合うかどうかの瀬戸際の状態です。

ついでに先日作り終えた家具も紹介します。
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倉敷市のお客様からご注文頂いたナラ材の3本脚円形カフェテーブル
天板は汚れがつきにくいように、下地にウレタン塗装を施した上にオイルフィニッシュで仕上げています。
もともとはフルオーダーメイドの商品ですが、定番商品にしました。


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これは接着している途中の写真ですが、完成すると↓のようになります。

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川崎市のお客様からご注文頂いたチェリー材のキッチンテーブル。
オリジナルのキッチンテーブルのセミオーダーです。
可動式の棚板を1段増やし、立ち仕事がしやすいように高さも高く変更しました。
こちらも使用される状況を考慮して天板についてはウレタン塗装にしています。

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ウレタン塗装は汚れに強いうえ、メンテナンスもしなくて良いという利点がありますが、どうしても人工的な質感になってしまいます。
そこで、ベルカではウレタン塗装前に特殊な処理をすることによってオイル塗装特有のしっとりした濡れ色を出しています。今後もテーブル類に関してはこの塗装方法でやっていく予定です。


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これは試作品ですが、折りたたみ式アイロン台。
横浜市のお客様からご依頼いただいたもので、試作完成までに半年以上もお待ちいただきました。
高さは2段階に調整でき、天板後部には特注で作ったステンレス製のアイロン置き台も付いています。
来月完成予定です。
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大深
posted by ベルカ at 21:59| 家具製作

2016年04月30日

工芸の五月 企画展のお知らせ

5月21日より塩尻市の「galle_f」で開催される企画展に参加いたします。
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↑クリックで拡大します

「古材で遊ぶ〜old materials work」

小久保 隆司  陶房白露(陶・木工)
大深 靖之     BELKA(木工)
藤牧 敬三     Style Galle (木工)
cozy dot.     (写真)

期日:2016.5.21(金)〜5.29(日)10:00〜18:00
場所:galle_f(クラフトギャラリー ガレ・エフ)
アクセスはこちらをご覧ください。

ベルカからはテーブルベンチ、ペンダントライト、壁掛け時計など3点展示いたします。
どうぞお越しください。

ベルカ

posted by ベルカ at 21:11| お知らせ

2016年04月01日

ソファbs-4

神奈川県のお客様からご注文をいただいたソファbs-4を製作しています。
このソファは厚い無垢材から削り出したアームが特徴です。
お客様には実際にこのソファに座っていただき、アームの滑らかな手触りを気に入られてご注文となりました。

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ソファbs-4

現在そのアーム部分を製作し終わったところです。
そのあたりの工程について具体的にご紹介します。

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まずは角材の状態でホゾ、ホゾ穴の仕口加工(木組み)をし、おおよその形まで粗く削り出します。
上の写真は仮組みの状態で、各部材同士がしっかりと接合されていますが、まだ接着していません。
この状態から下の写真くらいまで粗削りしてから接着します。

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脚の四角い部分を丸くしました。
まだ段差がありますが、このぐらいで接着してしまわないと圧締した時に若干ずれてしまい最終的に滑らかに繋がりません。
半日〜1日間の圧締後、内部の接着剤が乾いたら小刀や鉄工やすりを使って部材同士の境界線を滑らかに繋げていきます。

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アームの裏側部分です。こちらは段差をつなげる前です。

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滑らかにつながりました。

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アームの表側。南京鉋で削っているところです。

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サンドペーパーの#240までかけた状態

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前脚と後脚をつなぐ貫という部分

目立たない場所ですが、これらの接合部分の作業は手間のかかる仕事です。
ここがいいと思って買っていただくお客様はいないと思いますが、触ってみてなんとなくいいと感じていただければいいなと思います。


大深
posted by ベルカ at 00:19| 家具製作

2016年03月25日

古材を使った家具

少し前まで、古材を使った家具製作に取り組んでいました。
松本市内で毎年催される工芸の五月の一環で、Style Galleの藤牧さんが主催する企画展に参加させていただくことになったためです。

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ベンチとしても使えるローテーブル。
色々な材種の古材を組み合わせて作りました。

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このテーブルベンチの他、ウイスキーの樽材を使ったペンダントライトや割れが入った楢の古材で作った時計など、3点ほど製作しています。
普段の仕事ではまずやらないような事に取り組んでいるので、今後の家具製作の良い刺激となりそうです。

イベントが近づいたら詳細を掲載しようと思います。


大深

posted by ベルカ at 22:39| 家具製作

2016年01月25日

初めての仏壇

昨年の夏頃のことですが、あるお客様から仏壇製作のお問い合わせをいただきました。

これまで仏壇を作ったことがなく、最初はお引き受けするかどうか少し迷いました。
話をお聞きすると、お客様が探されている仏壇はいわゆる伝統的なタイプのものではないとのこと。既存の造り付け家具内に設置し、お部屋の雰囲気に溶け込むものを希望されているので、それであればこれまでの応用がきくと思いお打ち合わせをさせていただきました。

工場にある在庫の家具をご覧いただいたところ、形については全面的に任せていただくことになり、ご予定も変更してかなりのお時間を頂くことにもご了承いただけました。

設計するにあたり、仏壇についてほとんど知識がなかったので、まずは一般的な仏壇の機能などを調べることから始めました。
幸い、普段から仏壇を作っている腕の良い職人が友人にいるため、彼に技術的なことや様式の事など色々と相談に乗ってもらい進めることができました。

以下は製作途中の写真です。

本体は隠し蟻という技法で接合しました。

 
左の写真から右の写真のように組まれます。一度組んで接着してしまえば隠れて見えない部分ですが、内部のアリ組みがゆるいと外側に隙間ができるし、なにより強度的に意味がありません。
逆にキツすぎると板が割れてしまうのでそのさじ加減が難しいのです。


接着前の仮組みの状態


ダウンライト用のスイッチは欄間の裏の目立たない場所に取り付けます。
電気の配線は普段滅多にやらないので試行錯誤しながらでした。

今回特に時間がかかったのは折れ戸と一体になった取っ手です。

仏壇の顔なのでアクセントになる必要はあるけれど、あまり大げさな感じにはしたくありません。指にフィットするように原寸大で試作を重ねました。


出来上がった仏壇
光背に使ったイタヤカエデは杢が出ているものを選んだのでライトをつけた時に絹目のように輝きます。
この仏壇は高い位置に設置するため、通常仏壇内部にあるスライド式の膳引き(火立てなどを置く部分)を仏壇の一番下の台輪という部分に配置しました。これはお客様のアイデアです。
また、仏壇の扉は普段開いたままの状態なので、本体の両脇(扉で隠れる部分)に別途小物入れの棚を設置し有効利用することにしました。
HPにも掲載しました。→(http://belka-kagu.com/product/cabinet/odalt/odalt.html

納品した際にはこれまで経験がないほど喜んでいただき、この仕事をやっていて良かったと久々に思うことができました。


オオフカ
posted by ベルカ at 21:44| 家具製作
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