2010年11月13日

食器棚

ここの所、海釣りによく行くので釣果を載せてみようかと計画していたのですが、数も大きさもたいしたこと無いので諦めて家具製作について書いみます。

写真の家具は今製作途中の食器棚です。オリジナル家具bcb-1をサイズ指定、ブラックウォールナット材でオーダーを頂いたものです。
天板はまだ取り付けていません。裏板(背面側に使う板)と底板は先にオイル塗装しているので濡れ色です。

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ベルカでは特別に指定がない限り裏板や引き出しの底板にも合板(ベニヤなど)を使わず、無垢材を使用しています。
無垢材は空気中の水分の影響を受け、絶えず伸縮を繰り返しています。裏板は本体にはめ込んでいますが、裏板の伸縮を妨げると割れてしまうので下の写真のように1枚1枚の板が動けるような構造にしているのです。建築でも壁板や床板に似たような加工を施しています。

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本体にはめ込む前の裏板。「雇いさね接ぎ」という板の接ぎ方です

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本体側面。上の桟を引き抜くことでガラスの交換ができる構造です。


この食器棚は右下写真のような「隠し丁番」を使って、丁番が外側から見えないようにしています。
最近は潔く取手や丁番が見えているのもいいなと思います。
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左:扉正面。右:扉を開いたところ。


オオフカ
posted by ベルカ at 11:35| 家具製作
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