1月のことになりますが、塩尻の東座さんで、「悪童日記」が上映されていました。
悪童日記の原作は3部作どれも好きなので、上映が決定した時から見に行こうと楽しみにしていました。
映画の公式サイトをチェックしたところ、主人公の双子をはじめ、登場人物のビジュアルが紹介されていました。
イメージに合う双子を探すのには3〜4か月かかったそうですが、やや原作のイメージより年齢が高い気がする以外は、雰囲気が出ている感じがします。
気になったのはおばあちゃん。原作のイメージだと骨と皮だけのガリガリと思っていたのですが、映画では立派な体格で強そうです。小さい体に強靭な精神というのが絶妙だったように思うのですが、どうなのか。
そのへんの確認も含め、とにかく見に行ってきました。
双子以外にもキャストにはこだわったと思われ、離れに住んでいる将校、司祭館の女中など、ビジュアル的にはイメージ通りです。
心配されたおばあちゃんも、双子とそのお母さんへの憎しみと愛情が入り混じった微妙な感情が出ていたように思います。
ストーリーはほぼ原作通りで、「従妹」など一部登場しない重要キャラや、細かいエピソードの割愛などはありましたが、期待を裏切ることはなく進んでいきました。なので、原作ファンとしては、本の中の世界が映像として忠実に再現されたという部分でうれしく感じました。
ひとつ残念だったのは、原作が戦争という舞台の中であらわにされる人間の本性みたいなものを双子の冷静な眼を通して描いたものであったのに対し、映画は戦争の悲惨さや双子の怪物性に焦点をあてて描かれたように感じられたことです。
それと、続編を読むとより鮮明になる双子の絆というか、「2人で1人」の感じも、映画だとちょっと薄いように感じました。
そのへんは原作者や監督の意図が正確にわかるわけではありませんが、少なくとも2つを比べて登場人物の感情は若干違った印象を受け、自分は原作のほうが好きだなあ、と思いました。

それでも鑑賞記念として、パンフレットは買ってしまいました。
主人公を演じた双子は続編への出演を希望しているらしく、ストーリーから考えると続編の製作は今作よりも難しい気もしますが、もし実現したらやっぱり見に行ってしまうと思います。
N
悪童日記の原作は3部作どれも好きなので、上映が決定した時から見に行こうと楽しみにしていました。
映画の公式サイトをチェックしたところ、主人公の双子をはじめ、登場人物のビジュアルが紹介されていました。
イメージに合う双子を探すのには3〜4か月かかったそうですが、やや原作のイメージより年齢が高い気がする以外は、雰囲気が出ている感じがします。
気になったのはおばあちゃん。原作のイメージだと骨と皮だけのガリガリと思っていたのですが、映画では立派な体格で強そうです。小さい体に強靭な精神というのが絶妙だったように思うのですが、どうなのか。
そのへんの確認も含め、とにかく見に行ってきました。
双子以外にもキャストにはこだわったと思われ、離れに住んでいる将校、司祭館の女中など、ビジュアル的にはイメージ通りです。
心配されたおばあちゃんも、双子とそのお母さんへの憎しみと愛情が入り混じった微妙な感情が出ていたように思います。
ストーリーはほぼ原作通りで、「従妹」など一部登場しない重要キャラや、細かいエピソードの割愛などはありましたが、期待を裏切ることはなく進んでいきました。なので、原作ファンとしては、本の中の世界が映像として忠実に再現されたという部分でうれしく感じました。
ひとつ残念だったのは、原作が戦争という舞台の中であらわにされる人間の本性みたいなものを双子の冷静な眼を通して描いたものであったのに対し、映画は戦争の悲惨さや双子の怪物性に焦点をあてて描かれたように感じられたことです。
それと、続編を読むとより鮮明になる双子の絆というか、「2人で1人」の感じも、映画だとちょっと薄いように感じました。
そのへんは原作者や監督の意図が正確にわかるわけではありませんが、少なくとも2つを比べて登場人物の感情は若干違った印象を受け、自分は原作のほうが好きだなあ、と思いました。

それでも鑑賞記念として、パンフレットは買ってしまいました。
主人公を演じた双子は続編への出演を希望しているらしく、ストーリーから考えると続編の製作は今作よりも難しい気もしますが、もし実現したらやっぱり見に行ってしまうと思います。
N