2013年09月25日

展示会のお知らせ

10月の展示会のお知らせです。

新宿・小田急百貨店にて催される展示会に、高山家具製作所さん、キコリデザイン研究所さんと共に出展いたします。

新宿では初めての展示会となります。お近くにお越しの方はどうぞお立ち寄りください。

場所:新宿小田急百貨店8階家具売り場特設会場
日時:10月23日(水)〜29日(火)
(各日10時〜20時まで。最終日は18時で終了)


ベルカ
posted by ベルカ at 21:31| お知らせ

2013年09月23日

ロンサム・ジョージ

亀やきのこに関する本はなるべく買うようにしているのですが、読むのが追い付かず放置している本もいくつかあります。

ずいぶん前に買った『ひとりぼっちのジョージ』(ヘンリー・ニコルズ/早川書房)も、先日ようやく読み切りました。

読むのを中断している間に、当の「ロンサム・ジョージ」こと、最後のピンタゾウガメは亡くなり、またそのあとにはピンタゾウガメの遺伝子が混入したカメたちが発見された、というニュースも話題になりました。
そのことを念頭にこの本を読むと、人間たちがピンタゾウガメの存続をかけて右往左往する様子が、なんだか空しくも思えてしまいます。


在りし日のジョージ。ピンタゾウガメはピンタ島固有の種です。


私が前回読み終えたのは、ロンサム・ジョージの発見、そして、彼の子孫を残すための研究者の奮闘ぶり、というところまででした。
このままジョージのことに終始するのだろうな、と思いながら読書を再開したのですが、話はジョージを保護する研究所の周辺、さらには人間と野生動物とのかかわりにまで広がっていきます。

研究所ではガラパゴスの固有種を守るためにあらゆる努力がなされるのですが、住民の利益と反するために、衝突が起きてしまいます。
また、固有種でない動物たちは、容赦なく駆逐されていきます。

ジョージの子孫を残すための取組みが書かれた章では、人工的な生殖、クローン技術などについて書かれており、人間はここまで生命を操作することができるのか、と少し怖くなりました。

カメのことと気楽に読み始めましたが、重いテーマを突き付けられ、考えさせられることの多い本でした。
その後ピンタゾウガメについてニュースは聞きませんが、なるべく気にかけていきたいと思います。

N
posted by ベルカ at 19:59| 日記

2013年09月07日

靴べら

自分の勘違いでなければ、先日父が70歳の誕生日を迎えたと思います。
年に1回ほどしか帰省していないので、あと何回会えるか考えてみると毎回プレゼントを怠ってばかりの僕でも急に変な焦りが出てきました。

よくは知りませんが、父は還暦を過ぎてからなぜかレゲエミュージックに目覚めたらしいのでボブ・マーリー関連の物でも、と思いましたが、すでに持っていると台無しなのでそれはやめました。
シニア向けの何か気のきいた物を買っても良いけれど、きっと手作りの物でかつ身の回りの物のほうが喜ぶだろうと、携帯できる小さめの靴べらを作ることにしました。







短いほど携帯するには都合がいいけれど、使いづらくなります。
色々と試作してみると、このくらいがほど良い長さだと感じました。
フックなどに掛けるための紐には牛革サドルレースを使用しています。



たしか濃い色の木は好きじゃなかったような気がするので渡すものにはナラ材で作り、松本平産のブドウで造られたワインも一緒に送りました。
このワインはナラの樽で熟成されているらしいので靴べらとの相性もきっといいでしょう。
そのうち定番商品にしようと思います。


オオフカ
posted by ベルカ at 21:22| 家具製作
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