2010年12月25日

たゆたうた

浅草にておこなわれた田中悠美子さん主催の「たゆたうた」を見てきました。
田中さんは国内外を問わず多方面にわたり活動されている義太夫三味線奏者。
たゆたうたは「義太夫節と義太夫三味線を、伝統芸能の文脈から切り離し、同時代のアート&エンターテインメントとして再生させる試み」と銘打った催しです。

ブログでの前情報で大蛇パペットが登場することを知っていたので、きっとかわいいパペットなんだろうなと思っていたのですが、実際に出てきたものはかなり恐ろしいものだったのでビックリしました。



田中さんの三味線と山本精一さんの轟音ギターによる即興演奏では、お互いの感性を引き出しあうような緊張感のあるやり取りがすばらしかったです。
田中さんは三味線に何か色々なものをはさんで打楽器的演奏もしていました。

山本精一さんは発作的にギタースタンドを客席の前に投げつけたりするので訳が分からないスリリングさがあります。
山本さんといえば昔何かの雑誌に載っていた、クロネコヤマトのTシャツを着て演奏しているボアダムズ時代の写真を印象的に覚えています。


オオフカ
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2010年12月18日

茶臼山動物園

先日、長野市方面に出かける機会がありました。
松本からは高速で1時間ほどかかるので、なかなか気軽には行けません。
せっかくなので、カメの展示が印象に残っていた茶臼山動物園へ寄ることにしました。

動物園に着くとすでに閉園間際だったので、わき目もふらずにカメ舎へ。
冬眠中かも…と思いましたが、リクガメたちは温室内でうろうろしていました。


冬眠中の水棲カメの檻。

みんなが黙々と餌を食べているなか、1匹だけ奥で熱心に穴を掘っているカメがいます。
近くにいた飼育員さんに聞いてみると、産卵中とのことでした。

冬は基本的に温室に入っているけれど、1日に何回かどうしても外に出て行きたがるとのこと。
寒くてすぐに戻ってしまうのですが、少しでも出してあげると満足するのだそうです。

 
下敷きにされるカメ                     解放

以前夏に来たとき、カメたちが大きなスイカを取り囲み、体当たりで割って食べていたのですが、一番じょうずに割っていたカメはすでに死んでしまったそうです。
そのため残されたカメたちはうまくスイカを割れず、ちびちびと端からかじっているとか。

ちなみに最初の写真のゾウガメは、レッサーパンダとトレードしてもらわれてきたのだそうです。

親切な飼育員さんのカメ話に満足して帰る途中のゴリラ舎前には、こんな標識がありました。



ここに入らなければ安全らしいです。

N
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2010年12月06日

松本周辺の映画館

すこし前になりますが、松本で大正時代から続いていたという映画館「エンギザ」が閉館になりました。
残念ながらわたしは1度しか行けなかったのですが、静かな通りにたたずむ、こじんまりとしたよい雰囲気の映画館でした。
市内に大きなシネコンができたために、お客さんが流れてしまったのかもしれません。

松本近辺の映画館は大きな商業施設に併設されているところが多く、単館系の作品が上映されることはほとんどありません。
そんななか、独自のセレクトで上映会を行ってくれているのが、塩尻市の「東座」さんです。



塩尻で唯一の映画館である東座では、ふだんは子供向け映画など(と成人映画)の興行があるのですが、月1本程度のペースで商業ベースでない作品を厳選して上映しています。
土曜日の早朝には1000円で作品を鑑賞できる「グッドモーニングショー」を行っており(毎回ではないようです)、他の時間も電話予約をすれば前売り料金で鑑賞できます。
上映前には丁寧な作品解説があるのもうれしいです。

先日上映されていたのは『やさしい嘘と贈り物』という作品。
『エド・ウッド』に往年の映画俳優役で出ていたマーティン・ランドーの、老人の哀しみと孤独感がただよう演技が胸に残りました。

もっとたくさんの人に知ってもらって、上映作品が増えるといいなあ、と期待しています。

N
posted by ベルカ at 00:00| 日記
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